お墓のお話し

お墓のお話し

エッセンス

お墓がいるとか、いらないとか、墓終いするとか、テレビでやっていましたが、
何もそんなに考えることはいらないと想うんです。

お墓は、遺族のもの(所有物)ではなく、亡くなった方(先祖)へのためなんですから。

大切な誰かが亡くなることから始まって、
私たち遺族は、ただなにか(供養)したくて。

そこには悲しみもあるんだけど、永い月日の中で
お参りしている自分たちが、いつも支えられてることに気づかされて。

お参りに行くたびに、お墓に話す自分が居て。
ここへ来ると、素直になれて。

そこでまた、亡くなった人を愛せて
スッキリとした気持ちになれて、なんか嬉しかった。

変に思うかも知れないけど、「幸せ」って思えた。

本当の幸せのなかには、
こんなエッセンス(豊かさ)が入っていると思う。

お墓って、こんなところだと思います。

お墓のかたち

今のお墓って、お洒落で豪華。かたちも様々にあります。
でもそれには、供養本来の思想が無いものが多く、
販売店側の取って付けられた意味しかないものが多く存在します。

昔からお墓のかたちには、必ず意味と思想が込められてきました。
本来のお墓って、かならず最後に「塔」という字で呼ばれます。

五輪塔

たとえば、五輪塔。

「死者の苦しみを取り除き、

彼岸や来世での幸せ。」

などです。
宝塔や多宝塔、宝篋印塔など歴史ある仏塔は、
「救済と幸せの意味と思想」が必ずあります。

みなさん良くご存知の角柱墓。

これは2百年程の歴史で、
お位牌や五輪塔が簡略化された形だと
考えられています。
これもまた石塔や仏塔と同じく扱われています。

角柱墓

お墓を建てるときには、是非 墓石店に、
そのお墓のかたちの意味を詳しくお聴きください。

お墓の価格って?

価格帯が沢山ありますので、お気軽に「無料見積り」をお申しつけください。

お客さまには展示のものだけでなく、お客様の現場に行き、
資料を作り、無料見積りとさせて頂いております。
それは実際の現場に行ったほうが、周囲のお墓事情やお客様の要望など詳しい相談でき、
お見積りも正確に出来るからです。
愛情を持って接したいと思っています。

「ネットで簡単見積り」などと、お墓を軽いモノのように販売されてる所もありますが、
そのような失礼な行為は絶対に致しません。

価格の仕組みは簡単に、下記の5項目で決まります。(ご参考まで)

  • 1.どこの国の石か?(中国の石か?インドの石か?日本の石か?)
  • 日本の石 中国の石 その他インド・韓国など
  • 2.どこの丁場(採掘場)の石か?(例えば大島石でも採掘場が沢山あり大きな違いがあり。)
  • 3.どこで造ったのか?(中国加工か? 日本加工か?)
  • 4.墓石の量は、どのくらい必要か?(そのお墓を造るにあたっての原石の量?)
  • 5.加工の難易度は?(例えば、角柱墓より五輪塔などのほうが難易度が高いです。)

中国の石で中国加工のものが安値ですが、「安全・安心・丁寧」とは言えません。
やはり日本の石で日本加工したものを選ぶことをお勧めします。
日本の墓石の価格も様々ですので、ぜひご相談ください。

磨いたお墓と叩いたお墓

今のお墓はピカピカに磨かれて(本磨き仕上げ)いますが、
お墓って本来は叩いて造られていました。

磨かれだしたのは戦後の経済成長の時代。まだたった70年の歴史しかありません。
理由は「掃除が楽になる」とのことで、
宗教性も尊厳性の意味とは無縁のものだったんです。

たとえば、お城を作らせるくらいの武将たち(豊臣秀吉など)は、
お墓をなぜ磨かせなかったんでしょう?
当時も石を磨く技術はありましたが、すべて叩き仕上げにしています。

お墓って造ると、そこにずっと存在するもので、
年月が経つほど、大地に溶け込んでくような存在だったんではないでしょうか?
風は吹き、季節は移り変わり、豊かで情緒あるこの日本の大地とともに。

豊臣家墓石

(豊臣家墓石)

たとえば石のお地蔵様がピカピカに光ってたら、どうしましょう? 
想像してみてください。「尊い」って思われますか?
ピカピカのものと 古き赴きのある寺院や神社でしたら、どちらが有難く思われますか?

見た目や利便性も大事なのですが、お墓には、もっと圧倒的な深い存在感があります。
そして「美しさ」があります。

どうぞ、感じてあげてください。
愛情のある子孫のあなたなら、きっと気付くはずです。
お墓にとって、いちばん大切なこと。

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